地震に備えて準備しておくもの



近年、地震だけでは無く、災害が多い我が国日本であります。昨年、熊本では地震だけでは無く、豪雨被害もあり、大変であった分、良い経験をしたと改めて思う今でもあります。

昨年の震災以降、熊本のホームセンターや量販店等では防災グッズという物は沢山売り出されました。特に転倒防止マットなどはホームセンターでは売り切れがあった程でした。

震災が起きるまではそういう物には無縁と思っていましたが、しかし実際、地震が起きた後考えるのは日頃からの災害に対しての備えが必要という事でした。

ここでは地震に備えて準備しておく物を実際私が経験した事を踏まえて書き出していこうと思います。

○どんな物、どんな事を備えておくのか。

備えるべき事は、日頃、生活していく上で気をつけておく事と避難生活を考えた防災グッズの準備を考えないといけないと思います。

※日頃生活していく上で気をつける。

私も熊本地震を経験するまでは日頃から地震を意識して生活する事はありませんでした。災害には無縁と感じている人も多いかと思いますが、それは大きな間違いであって日頃から意識をしなければいけない事と思います。

・家具の転倒防止

実際、大地震が起きた時には家具の下敷きになって怪我をしたり亡くなったりしたという事例もあります。熊本地震が起きた時は私の母親も家具の下敷きになってしまい、父親が助け出し、怪我無く済んだのですが、日頃から「家具は倒れるもの」と考えて日頃から対策をしておく必要があります。

地震対策として

食器棚 L字型金具やワイヤーで壁に固定、開き戸には留め金

本棚  L字金具やワイヤーで壁に固定して重いものを下の段に。

テレビ 転倒防止マットを敷いて機器の裏側をワイヤーで壁やテレビボードに固定する。

冷蔵庫 裏側をワイヤーなどで壁に固定する。

窓ガラス 強化ガラスにしたり、飛散防止フィルムを貼る。

大まかにネットで調べると以上の事が記されています。

しかし実際経験をした事から考えてみますと

食器棚は扉が開いて食器が飛び出してしまう事が主に考えられます。実際、私の実家でもほぼ全ての食器が割れていましたし、仕事で行っていた飲食店街でも食器が全て割れて悲惨な状態になっていました。また棚自体も倒れますし、物を入れて重くなっていても移動しています。

ガラスの破損等は私の周囲では見ませんでしたが、例えば建てつけが悪い扉でもあれば破損し、ガラスが飛散する事も考えられます。

以上の事から私の経験を踏まえると(現在行っている事)

棚の扉には留め具を(100円ショップで売ってある固定具でも最適)

本棚には低い位置には重い物を置き、棚の上に物を置く。

テレビは転倒を防ぐ為に、L字型金具で棚に固定。

あと私個人的に心掛けているのは高い位置にあまり物を置かないようにしています。

震災時、それが飛び散ってしまった事もありますが、出来るだけ最小限の物に収めています。

○避難生活を考える。

日頃、普通に生活していく上で避難生活をするという事はまず、想像出来ませんし、考えません。

私は10日間ほどではありましたが避難生活をしました。それを踏まえて避難生活で備える事を考えていきたいと思います。

・防災用バッグ

地震災害が多くなって量販店等でよく売ってあるものを見ます。これだけあれば大丈夫ってやつ

ですが実際それだけで大丈夫なんでしょうか。

私は被災するまで災害に対する準備を出来ていなかったので実際地震が起きてすぐ家を飛び出す

時には時間がかかりましたし、動揺して必要無い物まで持ち出していました。

今では髭剃りの充電器だけリュックに詰め込むって良い笑い話にもなりますが苦笑

一般的に販売してある防災用バッグもどれが良いとか何点入ってるとか色々ありますが

避難生活が長引けば長引くほど物が必要となりますので日頃からの備えが必要かと思います。

自分が経験した事を踏まえて必要と思ったものを考えてみますと

・食料と飲料水(3日分ほど)

・着替え(Tシャツと下着と靴下)

・タオル(大きめと小さい物数枚)

・銀行通帳、印鑑、保険証券

・携帯充電器、充電バッテリー

・懐中電灯、予備の電池

・毛布、ブランケット

・雨具(雨合羽)

・ゴミ袋

・消毒用アルコール、テイッシュ、トイレットペーパー

・バケツ、水を入れるタンク

・常備薬(普段飲んでるものがあれば)と絆創膏、マスク

・プラスチック製の食器(コップ、皿、スプーンフォーク)

皆さんが気になる所では食料と思います。実際、普段当たり前の様に買えるものが買えなくなりますし、街中に沢山ある自販機は水、お茶は全て売り切れ、コンビニやスーパーは開いてても商品はありません。普段から常備して置く事がベストですが中々上手くはいかないものです。

なので最低3日間はなんとか常備、確保しておきましょう。数日経てば少しずつではありますが食料も調達しやすくなってきます。

避難所に居ればありがたい事に色々と支給していただけるのですが、私が避難所にいて困ったのは

毛布でした。ある程度数は用意してあるものですが、それ以上に人は集まります。実際足りていないのが現実でもありました。

携帯の充電というのは中々確保出来にくいもので人が多ければ多いほど益々出来にくくなります。

充電用バッテリーや充電器は必ず忘れないようにしてください。

避難所生活の時は病気にかかる事も気をつけないといけません。何かしら病気にかかってしまう要素もあります。なのでマスク、消毒用のアルコールや濡れティッシュは必要です。

水を入れるタンクやバケツも何かしら準備をしておくべきと思います。飲料水とは別で生活用水を準備しとかないといけません。

持ち出す通帳や印鑑の貴重品は日頃からまとめて置く事がベストです。

・避難所の場所。

住んでいる場所によって避難場所という物があります。主に最寄りの小学校や中学校、市役所が避難所になっている事が多いです。災害が起きた時に何処に逃げるか、何処に行くかをちゃんと認識して

おく事が自らの命を守る事になりますし、出来るだけ人が集まる場所に居る事を心がけて下さい。

私が経験した事を踏まえて、地震に備える事を考えてみました。

近年地震や災害が多くなっている日本です。決して他人事では済ませないで日頃からの備えを

改めて考えてみて下さい。

近年の地震の発生状況

地震に備えて準備しておくもの

地震発生時に取るべき行動

避難所の生活

地震を経験してからの事